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分⼦栄養学に基づく注射・点滴療法により、
エイジングケア治療を⾏います。

※代替医療、エイジングケア医療等の診療・治療は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない(保険適応外での使⽤)ため、医療保険制度は使⽤できません。⾃費診療となります。ご了承ください。プラセンタ注射、にんにく注射・点滴以外には初診料11,000円または再診料5,500円が別途必要です。

プラセンタ注射

プラセンタはヒトの胎盤から有効成分を抽出したものです。肝炎、アトピー性⽪膚炎、神経痛、リウマチなどの痛みの緩和など、さまざまな疾患への治療に使われ、さらにエイジングケア領域でも注⽬されています。 ⾃⼰免疫疾患、アレルギー性疾患、婦⼈科系疾患(更年期障害、⽣理不順、⽉経困難、乳汁分泌不全症等)、また、美容分野では、美⽩、肌のたるみや⼩じわの修復を⽬的に使⽤しています。

■ 製造段階でウイルスや病原体は排除されますが、「⾎液製剤扱い」のため、プラセンタ注射を⾏った⽅は、今後献⾎はできません。

治療⽅法と治療回数

治療方法:胎盤酵素分解物の水溶性物質が含まれたラエンネックを注射します。

治療回数:1~2週間に1回が平均的な回数です。

費⽤(⾃由診療)

2,200円~3,300円

リスクと副作⽤

リスク:現在まで、国内外において本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等が伝播したとの報告はありませんが、理論的な変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等の伝播のリスクを完全には排除することができません。

副作用:過敏症(発疹、発熱・掻痒感など)の症状が現れる場合があります。注射部位の周りが腫れたり、硬くなったりする場合があります。

ヒト胎盤抽出物(プラセンタ)について

未承認医薬品等(異なる目的での使用)
ヒト胎盤抽出物(プラセンタ)は、医薬品医療機器等法において「慢性肝疾患における肝機能の改善」の効果効能で承認されていますが、当院で使用する目的での使用については、国内で承認されていません。

入手経路等
当院で使用しているヒト胎盤抽出物(プラセンタ)は、株式会社日本生物製剤で製造されたものを薬品卸メーカーより入手しております。

国内の承認医薬品等の有無
ヒト胎盤抽出物を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法用量と、当院での使用目的・方法は異なります。

諸外国における安全性に係る情報
現在まで、国内外において本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等が伝播したとの報告はありませんが、理論的な変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等の伝播のリスクを完全には排除することができません。

医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

にんにく注射‧点滴

疲れがとれない⽅、だるさがなかなか抜けない⽅、夏バテの⽅、冷え症で体⼒が弱くよく⾵邪をひく⽅、肩こりや腰痛がある⽅に適しています。

ビタミンB1の構成成分の中に含まれる硫化アリルがにんにく臭のすることから、にんにく注射と呼ばれています。にんにくと同様に新陳代謝を⾼め、細胞活性化を促すことで疲労回復効果や倦怠感の消失が期待されます。

神経や筋⾁の働きを回復させる働きがあるので、慢性的な倦怠感や疲れ、いわゆるスタミナ切れ対策に適した療法です。細胞を活性化し新陳代謝を活発にして疲労回復などの効果が⾼いにんにく注射の主成分には、ビタミンB群、ビタミンC、グリコーゲンなどが豊富に含まれています。 ビタミンB群は、体内の代謝を促進させエネルギーを⽣み出し、疲労物質である乳酸を分解するため、疲労回復に繋げます。

治療⽅法と治療回数

治療方法:ビタミンB群、ビタミンCなどが含まれたネオラミンスリービー、シーパラを注射します。

治療回数:週に2~3回が平均的な回数です。

費⽤(⾃由診療)

標準的な費用…3,300円

リスクと副作⽤

リスク:ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)を起こすことがあります。

副作用:薬剤アレルギーや注射・点滴部位の血管痛が生じること、また尿や体液が黄色やピンク色になることがあります。

にんにく注射‧点滴について

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
チアミンジスルフィド、ピリドキシン塩酸塩、ヒドロキソコバラミン酢酸塩、チアミン塩化物塩酸塩、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、アスコルビン酸、パンテノールは、医薬品医療機器等法において「ビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給」の効果効能で承認されていますが、当院で使用する目的での使用については、国内で承認されていません。

・入手経路等
当院で使用しているにんにく注射・点滴は、高田製薬株式会社および日本化薬株式会社で製造されたものを薬品卸メーカーより入手しております。

・国内の承認医薬品等の有無
チアミンジスルフィド、ピリドキシン塩酸塩、ヒドロキソコバラミン酢酸塩、チアミン塩化物塩酸塩、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、アスコルビン酸、パンテノールを一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法用量と、当院での使用目的・方法は異なります。

・諸外国における安全性に係る情報
外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告があります。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有してます。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

各種ビタミンの役割

ビタミンB1
炭⽔化物をエネルギーへ転換するのに不可⽋な栄養素です。不⾜すると、慢性疲労や気⼒の減退、情緒の不安定、記憶の低下などの症状があらわれます。悪化すると、脚気や⼿⾜のしびれ、むくみを招きます。

ビタミンB2
脂質や糖質の代謝、有害物質の分解、過酸化脂質の⽣成防⽌、細胞の再⽣、成⻑促進等に深く関わる⼤切な栄養素です。ビタミンB2は、⽇本⼈にとって不⾜しがちな栄養素の⼀つで、特に糖尿病の⽅は吸収⼒が落ちているので摂取を⼼がけ ましょう。

ビタミンB3(ナイアシン、ニコチン酸)
炭⽔化物や脂質の代謝に不可⽋。また、⾎液の循環促進、脳神経の活動促進、性ホルモンの合成に関与します。

ビタミンB5(パントテン酸)
炭⽔化物や脂質の代謝、ストレスへの抵抗⼒や免疫の強化、善⽟コレステロール増加などの働きがあります。⽋乏すると感染症への抵抗⼒が落ち、⾷欲不振やイライラを招き、副腎‧⽪膚‧末梢神経・神経管などの障害を引き起こします。

ビタミンB6
たんぱく質の代謝、脂質の代謝、神経の伝達物質や⾚⾎球などの合成、免疫機能の維持に⽋かせません。不⾜すると⽪膚炎や肌の脂性、アレルギーや神経過敏、⼝内炎、貧⾎、脂肪肝などのトラブルを引き起こす事になります。

ビタミンB12
⾚⾎球のヘモグロビンの合成を助け、神経細胞内の核酸などの合成や修復にかかわっています。不⾜すると、貧⾎、倦怠感、めまい、動悸などの症状が出て、集中⼒の低下や気分の落ちこみなどの精神症状もあらわれます。

ビタミンC(アスコルビン酸)
免疫⼒の強化や抗酸化作⽤をはじめ、美容効果(コラーゲン⽣成)や⾵邪予防に効果あり、⼤量では抗ガン作⽤もあります。喫煙や精神的ストレスなどでビタミンCは⼤量に消費されるので⼗分な補給が必要です。また、ビタミンCを摂り過ぎた場合の害はありません。肌を作り出すコラーゲンを⽣成するので、肌の張りを保ち、⾊素沈着などシミ‧ソバカスを予防するといった美容にも有効です。

マイヤーズカクテル(ビタミン‧ミネラル点滴)

マイヤーズカクテルは、⼈間のからだに必要とされるビタミンやミネラルなどの栄養素を、⾎管から直接⼊れる治療法です。

⽶国のジョン‧マイヤーズ医師が考案し、2002年に⽶国ホリスティック医学会会⻑のアラン‧ガビー医師により⽶国中に広まり、現在では全⽶で統合医療クリニックの標準治療となりました。

感冒症候群、インフルエンザ、全⾝倦怠‧疲労、気管⽀喘息、⽚頭痛、慢性疲労症候群、線維筋痛症、うつ病、こむら返り、慢性副⿐腔炎、アレルギー性⿐炎、⼼不全、狭⼼症、慢性蕁⿇疹、甲状腺機能亢進症、⽣理不順、更年期症状、⽿鳴、不眠、うつ症状、⻭周病など多くの病気の治療で使われる点滴です。

治療⽅法と治療回数

治療方法:ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、カルシウムなどが含まれたネオラミンスリービー、シーパラ、パントール、フソービタミンC注、カルチコール、硫酸マグネシウム補正液を約30分間で点滴します。

治療回数:週に1回が平均的な回数です。

費⽤(⾃由診療)

標準的な費用…11,000円

リスクと副作⽤

リスク:ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)を起こすことがあります。

副作用:薬剤アレルギーや点滴部位の血管痛が生じること、また尿や体液が黄色やピンク色になることがあります。陰部がむずがゆくなる場合があります。体の水分が不足している場合には、低血圧や失神をおこすことがあります。

ビタミン‧ミネラル点滴について

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
チアミンジスルフィド、ピリドキシン塩酸塩、ヒドロキソコバラミン酢酸塩、チアミン塩化物塩酸塩、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、アスコルビン酸、パンテノール、グルコン酸カルシウム水和物、硫酸マグネシウム水酸化物は、医薬品医療機器等法において「ビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給」「壊血病、メルレル・バロー病」「低カルシウム血症」の効果効能で承認されていますが、当院で使用する目的での使用については、国内で承認されていません。

・入手経路等
当院で使用しているマイヤーズカクテル(ビタミン・ミネラル点滴)は、高田製薬株式会社、日本化薬株式会社、トーアエイヨー株式会社、扶桑薬品工業株式会社、日医工株式会社および株式会社大塚薬品工場で製造されたものを薬品卸メーカーより入手しております。

・国内の承認医薬品等の有無
チアミンジスルフィド、ピリドキシン塩酸塩、ヒドロキソコバラミン酢酸塩、チアミン塩化物塩酸塩、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、アスコルビン酸、パンテノール、グルコン酸カルシウム水和物、硫酸マグネシウム水酸化物を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法用量と、当院での使用目的・方法は異なります。

・諸外国における安全性に係る情報
長年にわたりマイヤーズカクテルに関する様々な臨床試験が諸外国において行われていますが、その中で治療を中止せざるを得ないような副反応の報告はありません。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

グルタチオン点滴

グルタチオンは、肝臓などで⽣成される抗酸化物質で、3つのアミノ酸から成るペプチドです。体内に広く分布し抗酸化作⽤や解毒を促進する作⽤、美⽩作⽤、抗アレルギー作⽤がありますが、加齢とともに減少していきます。パーキンソン病‧美⽩美肌‧末梢神経障害‧慢性疲労などに有効です。抗酸化物質の中でも最も強⼒なグルタチオンは、絶えず発⽣する活性酸素を消去して、活性酸素から細胞を守ります。

最近注⽬されているのが(1)パーキンソン病に対する治療のほか、(2)美⽩美肌治療、(3)抗がん剤の副作⽤である末梢神経障害の改善、(4)閉塞性動脈硬化症の改善、(5)デトックス(体内解毒)です。

⽶国ではパーキンソン病の機能改善と病状進⾏の遅延を⽬的とするグルタチオン点滴療法は多くの施設で⾏われています。本治療は⼤量のグルタチオンを約30分かけて点滴します。点滴終了後から歩⾏、振戦、バランスなどが改善する事例もあり、通常は数回の治療を⾏います。

グルタチオンは、「メラニンを作らせない作⽤」と「メラニンを黒くしない作⽤」の2つの作⽤があります。
強⼒な抗酸化作⽤によって紫外線による活性酸素の発⽣を抑え、チロシナーゼを抑制してメラニン合成を阻害してメラニンの過剰⽣成によるシミの発⽣を抑えます。
さらに、メラニンの⽣成過程においてメラニン合成を阻害して、⾊の濃いユーメラニンを作らせないようにするとともに、⾊の薄いフェオメラニンに変化させます。

治療⽅法と治療回数

治療方法:グルタチオンなどが含まれたタチオンを点滴します。

治療回数:週に1回が平均的な回数です。

費⽤(⾃由診療)

9,900円~11,110円

リスクと副作⽤

リスク:アナフィラキシー(0.1%未満)を起こすことがあります。

副作用:薬剤アレルギーや点滴部位の血管痛が生じることがあります。吐き気が出る場合があります。

グルタチオン点滴について

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
タチオンは、医薬品医療機器等法において「急性・慢性湿疹、蕁麻疹、妊娠悪阻等」の効果効能で承認されていますが、当院で使用する目的での使用については、国内で承認されていません。

・入手経路等
当院で使用しているグルタチオン点滴は、長生堂株式会社で製造されたものを薬品卸メーカーより入手しております。

・国内の承認医薬品等の有無
グルタチオンを一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法用量と、当院での使用目的・方法は異なります。

・諸外国における安全性に係る情報
外国で、グルタチオン点滴に関する臨床研究が行われていますが、その中で重篤な急性または慢性の副作用は報告されていません。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

美肌エイジングケア点滴(⾼濃度ビタミンC点滴療法)

美肌エイジングケア点滴(高濃度ビタミンC点滴療法)は、副作⽤のない体にやさしいがんの治療法だけでなく、最先端の美肌治療法としても注⽬されています。ビタミンCにはコラーゲン⽣成の促進、メラニンの⽣成の抑制、抗酸化作⽤などがあります。
ビタミンCは⽔溶性のため、⼤量に経⼝摂取しても余剰分は尿としてすぐに排泄されてしまいます。⼀⽅、点滴はビタミンCの⾎中濃度を20〜40倍以上に増やすことが可能です。

▼次のような⽅にお勧めしております

‧⽣活習慣が気になっている⽅
タバコをたくさん吸う‧お酒をよく飲む‧ストレスを溜めやすい‧外にいることが多い‧よく運動をする‧疲れ、倦怠感を感じることが多い‧寝起きが悪い‧免疫低下を感じる

‧お肌に悩みがある⽅
最近シミが気になる‧お肌に透明感が欲しい‧⽇焼けをしてしまった‧⽑⽳の開きが悩み、ニキビや肌荒れに悩んでいる‧お肌の弾⼒がなくなった‧髪にコシ、ツヤがなくなった

‧病気を予防、改善したい⽅
⾵邪、インフルエンザの予防‧ガン予防を考えている‧体の衰えが気になる‧⻭周病が⼼配‧アトピーを改善したい‧うつ病、精神状態を改善したい

治療⽅法と治療回数

治療方法:高濃度のビタミンC(10〜25g)が含まれたAscorbic Acidを1時間かけて点滴します。

治療回数:月に1回~2回が平均的な回数です。

費⽤(⾃由診療)

16,500円~22,000円

※25g以上の点滴は、事前採血(G6PD検査11,000円)が必要

リスクと副作⽤

リスク:G6PD欠損症の場合は溶血の危険性があります。G6PD欠損症の方は治療を受けることはできません。

副作用:・簡易自己血糖測定を行っている場合は、点滴後に偽性高血糖になることがあります。8時間は測定を行わないでください。 ・点滴の水分や塩分の量が多いので稀に腎不全、心不全、むくみが生じることがあります。・点滴部位の血管痛、顔や体のほてりや頭痛、胸腹部痛、疲労感や脱力感、めまいや吐気・嘔吐、のどの渇きが生じる場合があります。 ・ビタミンCは鉄の吸収を促進するので、鉄が蓄積することがあります。・皮下出血やおそらくはトウモロコシアレルギーによると思われる発疹がでることがあります。・腎臓結石ができることがあります。

美肌エイジングケア点滴(高濃度ビタミンC点滴療法)について

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
ビタミンC製剤は、国内では承認されていません。

・入手経路等
当院で使用している高濃度ビタミンCは、米国Mylan社製のアイルランド工場で製造されたものを当院の個人輸入により入手しております。

・国内の承認医薬品等の有無
ビタミンC製剤を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法用量と、当院での使用目的・方法は異なります。

・諸外国における安全性に係る情報
長年にわたりビタミンC点滴に関する様々な臨床試験が諸外国において行われていますが、その中で治療を中止せざるを得ないような副反応の報告はありません。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

超⾼濃度ビタミンC点滴療法(がん治療)

今、⼤きく注⽬されているがん治療法です。

2005年にNIH(⽶国国⽴衛⽣研究所)、FDA(⽶国⾷品医薬品局)、NCI(⽶国国⽴がん研究所)、そしてアイオワ⼤学が衝撃的発表をしました。『⾼濃度アスコルビン酸(ビタミンC)点滴は、がん細胞に対してだけ選択的に毒性として働く』という内容※です。ビタミンC50~100gを点滴すると、癌細胞内に取り込まれたビタミンCは⾃らが酸化される過程で過酸化⽔素を⽣成し、正常細胞に影響を与えずに癌細胞の核濃縮‧細胞死を誘導するというものです。
これを契機に、⽶国の⼤学病院を中⼼に⾼濃度ビタミンC点滴療法ががんの補助療法として研究と普及が始まり、⽇本でも2007年から徐々にがん治療の選択肢として導⼊されるようになりました。ビタミンCは通常の抗がん剤とは異なり副作⽤がほとんどないのが特⻑です。現在では⽶国、カナダ、⽇本などの⼤学病院で、がん患者を対象にした⾼濃度ビタミンC点滴の臨床試験が進められ、論⽂も数多く発表されています。
ビタミンCを⼤量に⼝から摂取した場合、私たちの⾝体は過剰なものを尿として排出してしまいます。⾼濃度のビタミンCを摂取するには⾎管に直接注⼊しなければなりません。

※Chen E et al: Pharmacologic ascorbic acid concentrations selectively kill cancer cells: action as a pro-drug to deliver hydrogen peroxide to tissues. Proc Natl Acad Sci USA. 2005 Sep 20;102(38):13604-9

▼次のような⽅にお勧めしております
(1)標準的がん治療が無効もしくは効果が低い⽅。
(2)標準的がん治療の効果をより確実にしたい⽅。
(3)標準的がん治療の副作⽤を少なくしたい⽅。
(4)良好な体調を維持しながら寛解期を延⻑したい⽅。
(5)標準的がん治療ではなく代替治療を受けたい⽅。
※有効な抗がん剤や放射線治療がある場合は併⽤を推奨します

▼ビタミンC点滴療法に適さない⽅
GPD⽋損症という⾚⾎球膜の遺伝性酵素異常がある⽅、現在透析中の⽅はこの治療を受けることが出来ません。⼼不全、⼤量の腹⽔、強い浮腫のある⽅は、点滴で⽔分を⾎管内に⼊れることで病状の悪化を来す恐れがあるため、この治療ができない場合があります。

超⾼濃度ビタミンC点滴療法(がん治療)は代替医療です。
これまでに有効とされる⼿術、化学療法や放射線療法に取ってかわる治療法ではありません。

治療⽅法と治療回数

治療方法:超高濃度のビタミンCが含まれたAscorbic Acidを点滴します。点滴に使用される超高濃度ビタミンC液は一回の点滴量を200〜1000mlとし、ビタミンCを50〜100gの超高濃度で使用します。
治療はDr.リオルダン・プロトコルに準じます。ビタミンCは外国製無添加のものを使用しています。点滴の効果を見るために6ヶ月間は継続することが必要です。
またDr.リオルダン・プロトコルに従い、ビタミンCとマルチビタミン・ミネラルのサプリメントをお摂り頂きます。(点滴以外も血液中のビタミンC濃度を一定に保つことを目的としています。)

治療回数:週に1回~2回が平均的な回数です。

費⽤(⾃由診療)

標準的な費用…33,000円

※血液検査(G6PD欠損症を含むスクリーニング検査)は初回21,600円、2回目から5,400円(ビタミンCの血中濃度が350~400mg/dlに安定するまでは毎回測定します)
また体の状態を知るために月1回程度の血液検査が別途必要です。
※最近の採血データがあればご持参下さい。

リスクと副作⽤

リスク:G6PD欠損症の場合は溶血の危険性があります。G6PD欠損症の方は治療を受けることはできません。

副作用:・簡易自己血糖測定を行っている場合は、点滴後に偽性高血糖になることがあります。 8時間は測定を行わないでください。
・腫瘍部位の出血や痛みを生じることがあります。
・点滴の水分や塩分の量が多いので腎不全、心不全、胸腹水、むくみが生じることがあります。
・点滴部位の血管痛、顔や体のほてりや頭痛、胸腹部痛、疲労感や脱力感、めまいや吐気・嘔吐、のどの渇きが生じる場合があります。
・ビタミンCは鉄の吸収を促進するので、鉄が蓄積することがあります。
・皮下出血やおそらくはトウモロコシアレルギーによると思われる発疹がでることがあります。
・腎臓結石ができることがあります。
・がんの脳転移でサイバーナイフ治療をした場合に、この治療で一過性の不全麻痺が生じる可能性があります。

超⾼濃度ビタミンC点滴について

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
高濃度ビタミンC製剤は、国内では承認されていません。

・入手経路等
当院で使用している高濃度ビタミンCは、米国Mylan社製のアイルランド工場で製造されたものを当院の個人輸入により入手しております。

・国内の承認医薬品等の有無
ビタミンC製剤を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法用量と、当院での使用目的・方法は異なります。

・諸外国における安全性に係る情報
長年にわたりビタミンC点滴に関する様々な臨床試験が諸外国において行われていますが、その中で治療を中止せざるを得ないような副反応の報告はありません。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。